ポロト湖一周中、アライグマの赤ちゃんと遭遇しました。
その全記録です^^

自転車(モモンガ号)で坂道を駆け上がったところ、その上に可愛らしい動物がいました。
見た瞬間、「クマ」 の子供かと思いビビッたのですが、どうやら違うようです。

「クマ」 の子供でないとなると、「タヌキ」 の子供か、それとも 「アライグマ」 の子供か・・・
僕には判断出来ませんでしたが、7:3で 「アライグマ」 の子供かとは思っていました。
それにしても可愛い・・・3兄弟姉妹のようです^^
親の姿は確認出来ませんでした。

向こうも突然現れた僕にキョトンとしています。
全く逃げる様子はありませんでした。

子供とはいってもさすがは 「アライグマ」 です。
鋭そうな爪です。
この3頭、僕が近くにいるのに全く構わずにじゃれ合っていました。

突然僕に興味を示しだし、近付いてきました。
常にクルクルという鳴声を発しています。

完璧に触れる距離まで近付いています。
しかし、いくら可愛いとはいっても野生動物です。
手を出したりはしません。
それにしてもこの人懐こさ、逆に不安になります。
人間に会ったのは初めてなのでしょう。人間の恐さを知らないのです。
自分たちは殺処分対象の動物だというのに・・・

可愛いお尻です。
尻尾の縞模様は、やはり 「アライグマ」 なのかな?

僕には興味津々なようで、移動しても近付いて来ます。

ん? 何か食ってる・・・
乳離れはしているのかな?

そしてこの3頭はトコトコと歩き始めました。
この時、僕は不安を感じていました。
親はどうしたのか? 子供だけで歩き回るのはあまりにも危険です。
この辺には 「クマ(ヒグマ)」 はいないようですが、
「キツネ」や「イタチ」、「テン」等の肉食動物はいます。
もしかしてこの3頭は親からはぐれて親を探して歩き回っているのではないか・・・

3頭だけでどんどん歩を進めています。
クルクルと鳴声を発しながら・・・親を呼んでいるのかもしれません。

しばらく歩いたところで、ポロト湖の管理人さんと出会いました。
この管理人さんに聞いたところ、やはりこの子達は 「アライグマ」 だそうです。
この辺に 「アライグマ」 は沢山いるとのことでした。
そしてこの子達は森の中へと消えて行きました。
この先に巣があること、あるいは親がいることを願うしかありませんでした。

「アライグマ」 は元々日本にはいない外来種です。
日本の生態系を崩し、農作物を荒らすということで害獣扱いとなり、
捕獲されれば子供であろうとも殺処分対象の動物です。
それは十分承知しているのですが、この子達には何の罪もありません。
少しでも関係を持ってしまった僕としては、無事に親に会えることを祈り、
そうでなくとも立派に生き抜いていくことを祈ります。
皆さんも祈っていては頂けないでしょうか?
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